Thomas Bo Kastholm
斬新な素材のコンビネーションが生むモダンデザイン
トーマス・ボー・カストホルムは、多様な素材を融合することで、明確な機能と美しさを備えた製品を生み出すという、独自のデザインコンセプトを創り出しています。
家具デザイナーの家庭に生まれたトーマス・ボー・カストホルム(1963-)。父親である家具デザイナー、ヨルゲン・カストホルムの志を継ぎデンマーク・デザインスクールでデザインを学び、1989年に卒業。その後デンマーク及びドイツのデザイン事務所でキャリアを積みます。
カール・ハンセン&サンとトーマス・ボー・カストホルムのコラボレーションは2009年に発表された、デイベッドTK8から始まりました。
この製品にカストホルムは、彼自身がもっとも好む、スチールと皮革を素材として選択しています。
「シンプルで、わかりやすいベンチをデザインしようと思いました。素材そのものが主張するような。ということでフォルムはできるだけシンプルで明快なものにしました。」とカストホルムは製品について語っています。
カストホルムが追求したシンプルなフォルムと明確なライン。デニッシュモダンの伝統を継承するデイベッドTK8は、発表と同時に高い評価を受けています。