クラウス・ボンデルップ&トーステン・ソーラップ
国境を越えた魅力を湛える、汎用性の高いデザイン。
デンマークのデザイナー、クラウス・ボンデルップとトーステン・ソーラップは、国際的な建築から革新的な照明まで、あらゆる分野でコラボレーションを行いました。
最も多作なポストモダンデザイナーに数えられるクラウス・ボンデルップ (1943-2022) とトーステン・ソーラップ (1944-)は、建築や国際的なデザインプロジェクトから工業デザインまで、あらゆるものに足跡を残してきました。その共同スタジオ「Torsten Thorup & Claus Bonderup Arkitekter MAA MDD」は、長年にわたりデンマーク国内外で、特に住宅、ホテル、小売店のインテリアデザインの分野にまたがるさまざまなプロジェクトで成功を収めました。
ボンデルップ&ソーラップのプロジェクトで際立つデザインは、シンプルかつ機能的で国境を越えた魅力を湛えています。共に世界中に足を運んではさまざまなプロジェクトに携わり、そうした国際的な経験の影響が見られるデザインも少なくありません。また、ディテールや精巧な表現を重視しながらも、シンプルなスタイルが特徴でした。
クラウス・ボンデルップはオールボー、トーステン・ソーラップはコペンハーゲンと、デンマークの全く異なる地方で生まれ育ったにもかかわらず、二人はデザインに対し共通の姿勢を持っていました。ボンデルップとソーラップは、1969年にデンマーク王立美術アカデミーの建築学部 (現在のデンマーク王立建築デザイン保全学校) を卒業しました。卒業後はヘニング・ラーセンの建築事務所に採用され、長年勤務しました。
ボンデルップとソーラップは1985年に共同のデザインスタジオを設立すると、1992年まで精力的に作品を生み出し続けました。パートナー同士であった期間、二人はさまざまな一戸建て住宅、別荘、ホテルの設計に取り組むと同時に、世界各地で都市計画プロジェクトを遂行しました。中でも、フィンランドのロヴァニエミにあるアルクティクム科学博物館は、ボンデルップ&ソーラップの最も重要な作品の一つに数えられています。また、時計、家具、照明などの工業デザイン製品も数多く生み出しました。
1992年、ソーラップは自身の建築事務所を設立し、クウェートの高層ビルからスカンジナビアの美術館まで、さまざまなプロジェクトを立ち上げて国際的な名声を得るとともに、今日も現役の建築家として活躍しています。ボンデルップは1993年に自身の建築事務所を設立し、2022年に亡くなるまで建築家兼教授として活躍しました。
二人のクリエイティブな作品については、過去にニューヨーク現代美術館やクーパー・ヒューイット博物館、大阪の現代美術館などで展覧会が開催されています。また、さまざまなプロジェクトで、ドイツのDie Gute Industrieform賞 (現IF賞)、フランスのForm Utileデザイン賞、ノルディックデザイン賞をはじめとする国際的な賞を獲得しています。
トーステン・ソーラップはデザインに対する二人の考え方について、「私たちは「形式主義と機能主義」を一言にして、『面白さ』という原則に詩的な要素を織り込んで、作品を創造しました」
と語っています。
クラウス・ボンデルップ&トーステン・ソーラップの厳選デザイン
当社のデザイナー
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。当社はハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。
* インドア家具:5年間保証。アウトドア家具:2年間保証