Claus Bonderup & Torsten Thorup
国際的に活躍する二人のデザイナー
クラウス・ボンデロップとトーステン・ソーラップは、数多くのデザインを手掛けるデンマークのデザイナーデュオ。照明デザインから建築プロジェクトまで様々な仕事を共同で手掛けています。
コペンハーゲンの王立芸術アカデミー建築学部を、1969年に卒業したクラウス・ボンデロップとトーステン・ソーラップ。
二人は、すぐに協働を開始。
その後20年に渡り、世界各地のプロジェクトをこなしていきます。
共同プロジェクトと並行して、ボンデロップとソーラップは、デンマークを代表するデザインスタジオ、へニング・ラーセン建築設計事務所に勤務します。
そして、1985年にトーステン・ソーラップ&クラウス・ボンデロップ建築設計事務所を設立し独立。住宅をはじめ、店舗、ホテルの内装、ハウジングプロジェクトと数多くのプロジェクトをこなしていきます。
ボンデロップとソーラップは建築プロジェクトの他に、時計や家具といったプロダクトデザインも数多く発表しています。カール・ハンセン&サンから復刻され名作コレクションに加わった、幾何学的なフォルムを持つ照明器具もその一例です。
また数多くのデザイン賞も獲得しています。ドイツのDie Gute Industrieform(1974年)、フランスのForm Utile Design Prize(1976年)、Nordisk Design Prize(1982年)などを受賞しています。
共同で設計したフィンランドのロヴァニエミにある博物館 アルクティクムは、二人の代表作です。
1992年、ソーラップは、自身のデザインスタジオを設立。クウェートの高層ビルから北欧各国の美術館まで、現在も国内外のプロジェクトをこなしています。ボンデロップも、1993年にデザインスタジオを設立し、精力的に建築の仕事をこなしながら教授として教育にも従事しています。