VLA61 | Monarch チェア
材料:
FSC™認証を受けたオーク材, オイル仕上げ
Upholstery:
Baru 0410
¥ 568,700
納期
ヴィルヘルム・ラウリッツェンが1944年にデザインしたVLA61 Monarchチェアは、当初は10脚しか製作されませんでした。この椅子は、詩的なデザイン、機能主義的なディテール、ソフトな張り加工と丁寧に手作業で磨かれたフレームのエレガントな融合が特徴です。数種類のバリエーションからお選びいただけます。
ヴィルヘルム・テオドア・ラウリッツェンは、デンマークを代表する建築家であり、デンマークモダニズムの父とも呼ばれています。今日、彼が手がけた多くのプロジェクトは、当時としては画期的な、形態に機能を従わせた建築の好例として残されています。彼はそのキャリアを通じて、建築は一部の特権階級のためだけでなく、すべての人のために役立つ応用芸術であるべきだと主張しました。ラウリッツェンの代表的な作品には、現在ヴィルヘルム・ラウリッツェン・ターミナルとして知られるコペンハーゲン空港の最初のターミナル(1939年)、フレデリクスベアにある国営放送局の建物ラジオハウス(Radiohuset、1945 年)、コペンハーゲンのコンサートホールVega(1956年)、ワシントンDCのデンマーク大使館(1960年)などがあります。ヴィルヘルム・ラウリッツェンは、1894年9月10日、デンマークのスレイーズという町で生まれました。ソールにある高校(Sorø Akademi)を1912年に、コペンハーゲンの王立芸術アカデミーの建築学部を1921年に卒業し、翌年、タイネストゥン・ヴィルヘルム・ラウリッツェン(Tegnestuen Vilhelm Lauritzen)、現在のヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ(Vilhelm Lauritzen Architects)を設立しました。ラウリッツェンの才能はインテリアデザインにも発揮され、彼はそのキャリアを通して、ドアハンドル、灰皿、手すり、ランプ、ソファ、椅子など、あらゆるものを手がけました。
ヴィルヘルム・ラウリッツェンはデンマークのモダニズムのパイオニアであり、ディテールの達人として知られていました。機能主義的アプローチを取ったラウリッツェンは、フォルムは機能を補完するものでなければならないと主張しました。その思想は、二重に湾曲したアームレスト、フレームの有機的なデザイン、エレガントな真ちゅう製の脚を備えた、詩的なVLA61 Monarchチェアに見事に体現されています。その上、この椅子はとても快適で、包み込まれるような座り心地です。VLA61 Monarchチェアは、蝶に強く魅せられていたラウリッツェンが、美しいオオカバマダラ (monarch butterfly) にちなんで名付けたものです。Vilhelm Lauritzen Architectsとのコラボレーションにより、この椅子はより現代的な感覚の素材構成やディテールで復刻され、職人が一脚に何時間もの情熱を注いで作り上げます。すべての部品は手作業で何回も研磨され、完璧な仕上がりとなるよう、トップレールは椅子を組み立てる際に初めて張り加工が施されます。こうした丹念な作業の積み重ねにより、彫刻のような表情を持つラウリッツェンの傑作が真に蘇るのです。
他のバリエーション
デンマークデザイン
正統派の体験
最長5年間保証
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。当社はハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。