日常のお手入れ：オイル仕上げのチーク材
チーク材は美しいゴールデンブラウンの色を持っていますが、この色を保つためには定期的にオイルで家具をお手入れする必要があります。
オイルによるお手入れの頻度は使用されている場所、環境により異なります。庭などの野天で使用されている家具は、軒下や屋根付きのテラスなどで使用されている家具に比べると、より高い頻度でオイルを塗布する必要があります。美しいゴールデンブラウンを保持するには、木材の表面が乾燥し、色が褪せる前にオイルを塗布することをお勧めします。
オイルでのお手入れは、家具全体をよくクリーニングし、きれいにすることから始めます。こうすることでより美仕上りが美しくなります。表面に汚れが付着した状態でオイルを塗布すると変色、カビの原因となります。中性洗剤を少量混入したぬるま湯を用い、柔らかいブラシで汚れをよく落としてください。家具が完全に乾いたら180～220番の目の細かいサンドペーパーで木部全体を軽く研磨し、その後オイルを塗布します。オイルの塗布は、直射日光の当たる場所では行わないでください。
オイルの塗布の仕方：無垢材製天板のお手入れを参照ください。
定期的にオイルを塗布しないと、チーク材は次第に変色していきます。ゴールデンブラウン色が退化し、味のあるシルバーグレー色に表面が変化します。チーク材ならではの特性です。天然のオイルを含有することから、無塗装の状態でもチーク材製の屋外用家具は、耐久性や強度に影響なく使用することが可能です。
日常のクリーニングは、ぬるま湯に浸し、固く絞った布で拭くだけで十分です。

 

日常のお手入れ：無塗装のチーク材家具
チーク材の屋外用家具を使用する際は、あらかじオイルを定期的に塗布してチーク材特有のゴールデンブラウン色を保持するか、あるいは無塗装で使用し、時と共に変色していく様を楽しむのかの二択になります。無塗装のまま使用していくと、独特のシルバーグレーに色を変えていきます。変色のプロセスは、家具が使用されている環境に大きく左右され、比較的早く変化していく場合もあれば、長い時間を要する場合もあります。
これに対してチーク材の温かみのあるゴールデンブラウン色を保持したい場合は、オイルを塗布してから家具を使用することをお勧めします。 

特別なクリーニング
オイル仕上げでも、無塗装であってもクリーニングを定期的にすることが大切です。表面に付着した汚れや、藻はシミや変色の原因となります。定期的にクリーニングし取り除いてください。落ちにくい汚れについては、木材クリーナーの使用をお勧めします。オイル仕上げの家具は、必ず木材クリーナーでクリーニングした後にチークオイルを塗布してください。

特記事項：チーク材
チーク材は、自然素材です。それぞれ違っており、同じものは二つとありません。節や独特の木目、色調は、自然が育んだその木材だけがもつユニークな特徴です。
チーク材製の屋外用家具は、オイルを塗布することで綺麗にすることが可能です。屋外家具用のオイルは防カビ剤を含むことから、微生物を起因とする木材表面のシミや変色を防止します。
チーク材製の屋外用家具は使用するにつれ、湿気や気象の変化などの原因から、木材表面が毛羽立ち荒くなるほか、細かいひび割れが生じることもあります。特に、使用上において、また強度面でもまったく影響はありません。
また長くご使用頂くためにも冬季は、暖房が付いていない屋内で保管することをお勧めします。