ホームオフィスの新しいかたち

繊細で均整の取れたフォルムをもつCH621 スウィベルチェアは、精密な人間工学と洗練されたモダンデザインが見事に融合した一脚です。 ハンス J. ウェグナーは生涯にわたり500脚以上の椅子をデザインしましたが、回転椅子はごくわずかしか手がけておらず、CH621 スウィベルチェアは希少性の高いコレクターズアイテムとなっています。木材や伝統的な木工技術への深い愛情が初期の作品に色濃く表れる一方で、ウェグナーは金属加工にも挑戦し、有機的素材と人工素材を巧みに融合させた、彫刻のような有機的デザインを生み出しました。 1948年に誕生したCH621 スウィベルチェアは、75年を経た今もなお、洗練された現代的な魅力を放ち続けています。デンマーク初期のミッドセンチュリーモダンデザイナーとして、ウェグナーは早くから人間工学の重要性を理解し、医師や生理学者と協働して、理想的な座位姿勢と腰部サポートを追求しました。 今回、カール・ハンセン＆サンによって復刻されたモデルでは、インダストリアルな印象を与える艶消し仕上げのステンレススチールフレームを採用。FSC™認証を受けたオーク材の座面・背もたれ・アームレストを張ぐるみで仕上げ、柔らかな印象を添えています。 高さは、ガス圧式でスムーズに調整可能。キャスターは従来の4つから5つへと改良され、現代の使用環境にふさわしい安定性と快適な可動性を備えています。 上質で洗練されたデザインのCH621 スウィベルチェアは、ホームオフィスはもちろん、壁付けデスクなど限られた空間でも快適にお使いいただけます。