Crafted Contours
OW58 T-Chair
オーレ・ヴァンシャーのT-チェア
カール・ハンセン&サン社は1958年に発表されたオーレ・ヴァンシャーの椅子OW58 T-チェアを同社のコレクションにラインアップすることを発表しました。斬新な彫刻的なフォルムが芸術性を感じさせるT-チェア。クラフトマンシップとコンフォートを突き詰めたデザインです。発売は2021年10月27日。
優雅な風格と卓越した職人技巧が映える独創的な家具を追求したデザイナー、オーレ・ヴァンシャー。
洗練された、彫刻的なデザインで広く知られています。
T-チェアと呼ばれる椅子、OW58もそうしたデザインの一つです。
呼称の由来は職人技術を駆使し流れるように接合され、T字形を構成する背もたれと後ろ脚の形状。古典のエスプリとモダンさが融合したような独特の美を奏で、椅子にシンプルな軽快さと新鮮な優雅さを付加しています。
OW58 T-チェアの復刻にあたりカール・ハンセン&サン社のCEO、クヌッド・エリック・ハンセンは次のように語っています。「オーレ・ヴァンシャーは、家具を一つの建築と捉え、繊細で洗練された構造を追求したデザイナーです。T-チェアもそうしたヴァンシャーの典型的なデザインの一つです。コロニアルチェア、エジプシャンスツール、
そしてビークチェアなどの一連のオーレ・ヴァンシャーの家具に加え、この風格あるダイニングチェアを新たにカール・ハンセン&サンのコレクションにラインナップできることをとても誇りに思っています。」
OW58 T-チェアの製作には手間のかかる、入念な製作工程が要求されます。なめらかで、流れるような仕上げが求められる各部の接合にはこれが特に顕著です。そしてこの椅子の最も大きな特徴となっているがT字形を構成する背もたれと後ろ脚の意匠。2本の後ろ脚が近接し一つに見えることから、3本脚の椅子にも見えます。
軽快なシルエットを持つ椅子ですが、張り加工を施した広めの座面が優れたコンフォートに一役買っています。
フラッグシップ・ストア東京および大阪にて、ご覧いただけます。