ハンス J. ウェグナーとカール・ハンセン＆サンの70年以上に渡る協働を記念して、ロンドンを拠点とするデザイナー、イルス・クロフォードとのコラボレーションを広げ、Yチェアに9色のカラーが新たに登場します。

CH24（Yチェア）は、1949年世界的に有名なデザイナー、ハンス J. ウェグナーによってデザインされました。この椅子は、カール・ハンセン＆サンで70年以上にわたり継続して生産されています。この節目を記念して、イルス・クロフォードはチェアに新しい視点を与える9色のマットなカラーを選びました。9色全て、水性塗料で環境に優しく、レジデンシャルエリア、オフィス・ホテルなどの公共空間など、様々なスペースにマッチする色合いです。

「私たちが生きている時代を反映したカラーを開発したかったので、この落ち着いた色調は現代の人々の心に響くと信じています」とイルス・クロフォードは語っています。 「自然への関心を美しく映し出すデンマークのアーティスト、ペア・キルケビーの絵画にインスパイアされています。新色9色は、時代のトレンドに影響を受けたスタンダードな色ではなく、どんなインテリアにも深みと複雑さを与える色なのです。」

絵画のような色彩は、北欧の原風景の美しさを構成する植物、鉱物、土壌を称える色調で、単色でも複数の色を併せても楽しめます。「色は人の感情や気分と密接に関係しています。」クロフォードは、「この落ち着いた色調は、温かくリラックスした自然な環境を作り出すのに役立つと信じています。」と語っています。

ハンス J. ウェグナーとカール・ハンセン＆サンのコラボレーションは1949年に始まり、わずかな期間でCH22、CH23、CH24、CH25、CH26のチェアが完成し、1950年に発表されました。5脚のチェアはそれぞれ全く異なる表情を持っていますが、いずれもウェグナー特有のサインを持ち、卓越した職人技術がつまっています。

カール・ハンセン＆サンは、ウェグナーの家具を世界で最も多く製造するメーカーとして、70年以上にわたりこの偉大なデザイナーと協働を続けており、ウェグナーは現在も当社のアイデンティティの重要な要素のひとつとなっています。

「ハンス J. ウェグナーは、私たちのDNAの大きな部分を占めています」とカール・ハンセン＆サンのCEOであるクヌッド・エリック・ハンセンは語ります。 「最初の傑作は、最終的に世界で最も象徴的な家具の素晴らしいコレクションの先駆けであり、新しい世代のためにそれらをリニューアルすることは大きな喜びです。イルス・クロフォードは、どんなプロジェクトにも素晴らしい洞察力をもたらし、適切なものにする能力があります。そして、この新しいカラーパレットには、北欧の抽象画に根ざした独自の文化的歴史があります。」