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名作が誕生するまで:CH24

デニッシュモダンの代名詞ともいえるCH24。Yチェアとしてよく知られています。優雅に弧を描く、その美しいフォルムは一般住宅をはじめ、世界各地のレストランやホテルでも頻繁に遭遇します。

デニッシュモダンを代表する椅子として高く評価される、ハンス J. ウェグナーのYチェア。1950年からカール・ハンセン&サンで継続して製作され、その無駄をそぎ落とした美しいフォルムと素材の風合いから世代を超えて愛されてきました。Yチェアの持つボーダーレスな美しさ。これが多様な場所での使用を可能にし、この椅子の大きな長所となっています。美しい木材と職人技巧が映えるペーパーコード。この組み合わせこそがまさに「優れた職人技術と素材の持ち味でユニークなストーリーを紡ぐ」というカール・ハンセン&サンの家具メーカーとしての姿勢を象徴しています。 

1940年代の後半、ウェグナーは中国王朝の椅子に影響を受けた一連の椅子を発表。CH24もこのシリーズの一つです。Yの文字を連想させる、ウェグナー独特の成形合板製の背もたれから、Yチェアとして知られるようになりました。シンプルな形状ながらしっかりと体を支える、機能に優れたY字形の背もたれ。伝統的な重厚な背とは対照的な意匠と言えます。新しい試みと研究を通し、モダンデザインの先駆者としての地位を築きつつあった1940年代のウェグナー。人間工学の理にかなったフォルムと機能を備えたデザインを追求していました。

1940年代に発表されたウェグナーの作品をずっと見てきた創業者の子息、ホルガ―・ハンセンは、その才能にすぐに着目。ウェグナーとの協働作業にカール・ハンセン&サンの新しい未来を見出します。椅子のデザインはもちろん、より大きな市場への進出にも野心を持っていたウェグナーは、カール・ハンセン&サンとの協働作業を承諾。すぐにカール・ハンセン&サンのためのデザインに着手します。 

カール・ハンセン&サンにおけるわずか3週間の滞在で、ウェグナーは、4つの椅子を創り上げました。最新技術を取り入れる一方、座面には優れた職人技巧が欠かせないペーパーコードを座に登用したいずれも斬新なデザイン。オーガニックなフォルムや白木素材も当時はまだ新しい試みでした。後にカール・ハンセン&サンばかりか、デニッシュモダンを代表するデザインとなる椅子を作り上げたのです。これがCH22、CH23、CH24、そしてCH25です。すべてウェグナーのDNAが色濃い椅子となっています。中でもCH24、Yチェアはすぐに市場に受け入れられ、現在も多くの人に愛されています。

CH24は、「優れた木工技術への情熱」という、家具メーカー、カール・ハンセン&サンの姿勢を体現する椅子でもあります。デザイナーである前に、一人の木工職人であったハンス J. ウェグナー。常に木材に敬意を払い、その資質と可能性を追求してきました。木材の特質と特色を生かしたディテール、職人技巧を際立たせる意匠。これはYチェアをはじめ、ウェグナーがデザインしたすべての木製家具に言えることです。そして木材への敬意は、カール・ハンセン&サンにとっても社の基本。

自然や環境の保護にもつながると考えています。素材の選択は、木材資源の価値を十分に理解し、サステナビリティを考慮した上で行われています。  Yチェアは、まさにカール・ハンセン&サンが培ってきた技術とハンス J. ウェグナーの稀有な才能、そしてデニッシュモダニズムの哲学が結実したモノ。その美しいフォルムから半世紀にわたり、その人気と需要を増やしてきました。ともに歩み、そこにストーリーが生まれ、世代を超えて引き継がれていく。まさにデザインアイコンと呼ぶにふさわしい逸品です。

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CH24 | Yチェア

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CH24 | Yチェア

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品質の良さ

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カール・ハンセン&サンが製造販売するのは、家具だけではありません。一切の妥協を許さないクラフトマンシップ、考え抜かれたデザイン、デンマークが誇る伝統的な製作技術、そして、なによりも家具に対する深い愛情を感じることができるはずです。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られていますが、他にもアルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、ボーディル・ケア、安藤忠雄など世界的に知られたデザイナーの家具も製作しています。創業100年を超える、カール・ハンセン&サンのコレクションは今日、一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。