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Royal Opera House London

プロジェクト事例

プロジェクト・カテゴリー
Restaurants
所在地
Covent Garden, Bow Street, London WC2E 9DD Great Britain
撮影
John Sanders Luke Hayes Hufton+Crow
商品
CH20

ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスがより人々に開放された劇場を目指しリニューアル。「Open Up Project」をコンセプトに新しく生まれ変わりました。レストラン、バー、カフェなどを併設、上演に関係なく誰でも利用できる開かれた劇場になっています。

プロジェクト・カテゴリー
Restaurants
所在地
Covent Garden, Bow Street, London WC2E 9DD Great Britain
撮影
John Sanders Luke Hayes Hufton+Crow
商品
CH20

 「Open Up Project」は、バレエとオペラの伝統を支えてきた英国王立歌劇場 ロイヤル・オペラ・ハウスのリノベーションプロジェクト名。同時に内装デザインを手がけたオランダのデザイン事務所、「Studio Linse」のデザインコンセプトです。Studio Linseはこのコンセプトに基づき、歌劇場内に開業した、レストラン、カフェそしてバーのデザインを担当。焼失した同じ場所にあった1720年建造の初代の劇場は、作曲家ヘンデルが自分の作品を数多く上演したことで知られています。

建物の改装を担当したのは、設計事務所「Stanton Williams Architects」。エントランスの新設、ロビーの拡張、そして、劇場「The Linbury Theatre」 の新設も伴い、2018年に完了しました。

コベントガーデンに位置するロイヤル・オペラ・ハウスの改装の目的は、それまでこの施設に足を運んだことのない人々をも取り込み、利用者を増やすこと。建築家はこの課題に対し、建物、インテリアをより開放的な空間にするため、常時利用できるレストラン、カフェ、そしてバーも併設しています。

「Restaurant Level 5」 とロビーに位置する「Royal Opera House Café」。これらを新設することで従来の内装が大きく変更されました。ただし、伝統ある「Paul Hamlyn Hall」の内装はそのままに保存されています。内装を担当したStudio Linseでは、イメージや時代感の統一を考慮しこれら3つのスペースのダイニングチェアとしてCH20を採用。1956年にハンス J. ウェグナーがデザインし、カール・ハンセン&サンが2005年に復刻した椅子です。

「ロイヤル・オペラ・ハウスのような文化施設の内装や家具には、高い要求が課されます。そこで、私たちはアイコニックで時代を超えて高く評価されてきたウェグナーのCH20を導入しました。スタッキングできることも大きな魅力の一つです。」とStudio LinseのBarbara De Vries氏。

Open UpというコンセプトをStudio Linseは、文字通りにそのまま解釈すると同時に間接的にも捉えています。Restaurant Level 5が開業した5階部分の一部はかつてオフィス空間となっていました。空間を仕切っていた壁を撤去し空間をコンセプト通りに開放。240名を収容できる広々したレストラン空間を創りました。開放感に満ちたレストランのテラスからはコベントガーデンが見渡せます。

明るめの色を基調にしたテキスタイル、カーペット、そしてスポットと間接照明に映える家具。様々な要求が課される中、Studio Linseはスタイリッシュで洗練されたレストランを創り上げました。フレームのオーク材、ナチュラルカラーの皮革。CH20が空間全体のトーンに呼応し美しい調和を創り出しています。そして、美しい背のオーガニックなフォルム。それぞれが彫刻として空間に華を添えています。

そしてコンセプトの間接的な捉え方の一つが、様々な方法で劇場の内側を垣間見ることがきるようになったことです。これも一つの開放と言えます。例えば、Restaurant Level 5のテラスにある窓からは衣装を製作するアトリエを覗くことができます。それはまるで、上演されている作品の衣装や、小道具をみせるショーウインドーがレストランにあるようなものです。

納入されているカール・ハンセン&サンの家具

Royal Opera House Café: CH20 チェア 特別バージョン、オーク材ステイン仕上げ、革張り

Paul Hamlyn Hall & Restaurant Level 5: CH20 チェア、オーク材ホワイトオイル仕上げ、レザ

「優れたデザインに必要なのは、卓越したフォルムだけではありません。そのデザインが人々に与える心地よさや、インスピレーションも大事な要素です。」とStudio LinseのBarbara De Vries氏。

そしてロイヤル・オペラ・ハウスの歴史をそのまま残すのが「Paul Hamlyn Hall」。ボウ・ストリートに面する、ガラスと鋳鉄のアーチが美しい1900年代当時の印象的な構造を留める場所に現在も位置しています。Studio Linseは、家具を変えることだけに内装の変更は留め、カスタマイズのテーブルとハンス J. ウェグナーのCH20を導入。素材はいずれもオーク材。モダンでありながら歴史と伝統を称えるこの空間にしっくりと溶け込んでいます。そして、CH20のオーガニックなフォルムが、天井をはじめ各所にアーチを用いた息をのむような優雅な空間に見事に調和しています。

「Royal Opera House Café」が併設されたロビーは無駄な構造を撤去することで1.5倍に拡張。人々を迎えるのにふさわしい、優雅さと明るさに満ちた開放感のある空間に蘇りました。中心に配置されたのはウォルナット材製の長い特注テーブル。ナチュラルレザーをフィーチャーしたオーク材ステイン仕上げのCH20と共にロビーの核となっています。ロビーの長さにいっぱいに開設されたバーは、午前10時から営業。コーヒーや軽食を取りたい人はもちろん、インテリアを見たい人まで、誰でも入ることが可能になっています。これこそがまさに「Open Up Project」の真髄。新しくなったロイヤル・オペラ・ハウスに少しでも多くの人に来てもらうことが今回の改装の大きな目的です。

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