ボーディル・ケアのBK11 ラウンジチェア。建築との調和を基盤に1959年に発表されたIndoor-Outdoor シリーズの一つです。キュビズムの影響が色濃い直線的なライン、素材は時と共に美しく変貌する無垢のチーク材。傾斜をつけた座と背、そしてアームレスト、脚、貫き、各部が二つの正方形を構築するように、ほぞ継ぎ加工されています。職人技巧が映える見事なディテールです。別売りのオプションとして、使用感をさらに高める耐候性ファブリックSunbrellaのクッションがあります。

デンマークのデザイナー、ボーディル・ケアは、教授、デザイナーとして世界中を飛び回り、デザインと建築の関係についての自身の知識を広め、デニッシュモダンの基本コンセプトの普及に大きく貢献してきました。 家具をいかに構築していくかを優先し、フォルムよりも、純粋に技術面から家具デザインを追求。モダン建築との相互作用、実際に使用する人をコンセプトの核としていました。またケアは、常にデザインの背景に関心を持ち、様々な職種の人々と協働で空間をより最適化することに取り組んできました。