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Carl Hansen & Søn 110 Years of History

ハンス J. ウェグナー、アルネ・ヤコブセン、コーア・クリント、ボーエ・モーエンセンと、110年に渡りデンマーク・デザインの名作を世に送り出してきたカール・ハンセン&サン。その歴史は、1908年に開業した小さな工房から始まりました。ここにカール・ハンセン&サンの社史でも重要な13の出来事も記します。

1908年: 創業

カール・ハンセン&サンの歴史は、デンマーク、オーデンセにて、1908年10月28日に、創始者である、カール・ハンセンが自身の名を付けた家具工房を開業して始まりました。主な製品は、当時主流であったヴィクトリアンスタイルの重厚な注文家具。小さな工房で手作業で製作し、高い品質、クラフトマン

シップ、そして伝統が工房の基本となっていました。

1915年: 最初の拡張

工房は軌道に乗り、カール・ハンセンは、事業を拡大。それまでの小さな工房は、モダンな機械を導入し、家具職人と機械工が肩を並べる家具工場へと発展します。この事業拡張により手作りの注文家具に加え、小規模ながら量産品の製作に着手。量産品のコレクションはビジネスの核となっていきます。

1934年: 新世代 パート1

1930年代、世界的な経済恐慌により家具の消費が大きく落ち込みます。カール・ハンセンは23歳の息子、ホルガー・ハンセンに経営を委ねます。若いホルガー・ハンセンは、熱意と斬新なアイデア、そして持ち前の商才をもって経営に着手。カール・ハンセン&サンは、厳しい経済恐慌が続いた1930年代、1940年代を見事に切り抜けます。そうした中、ホルガー・ハンセンは一人の若いデザイナーに遭遇します。それがハンス J. ウェグナーです。

1949年: ハンス J. ウェグナー:のちに伝説となるコラボレーション

ホルガー・ハンセンは、当時新進のデザイナーであったハンス J. ウェグナーをオーデンセに招き、協働を提案します。結局、ウェグナーはオーデンセに3週間滞在。この21日間でアイコニックともいえる4つの椅子をカール・ハンセン&サンにデザインします。それがCH22、CH23、CH24、そしてCH25、今日「最初の名作」として知られる椅子コレクションです。いずれもウェグナーの木材、機能とフォルムへの深い造詣から生まれる斬新なデザイン。それぞれに異なる彫刻的なフォルムをもつ椅子が誕生しました。それまでにない独創的なビジュアルなもつこれらの椅子は、カール・ハンセン&サンをモダンデザインへと向かわせます。

1950年: 最初の名作

ウェグナーがカール・ハンセン&サンに最初にデザインした椅子は、今でも全て販売されている商品です。その中でもウェグナーの斬新な才能を代表する椅子として、世界的に知られているのがYチェア、CH24です。一体となったアームと背、そしてY字形の背もたれが大きな特徴です。成形合板製のY字形の背もたれは、体を心地よくサポートするとともに、一体化したアームと背をしっかりと支えています。独創的な美しいフォルムと優れた安定感で知られるCH24。その完成に必要な製作工程は100以上、そのほとんどが手作業で行われています。1950年に発表されて以来、デニッシュモダンの旗手、ウェグナーの代表作として生産が継続しています。

1958年: 創業50年

1958年、創業50周年を祝います。好調を続け業績を伸ばしたカール・ハンセン&サンは、50人以上の職人を抱え、デンマークを代表する家具メーカーに成長します。人気を博すハンス J. ウェグナーのデザインにより、輸出を中心に売り上げを拡大。同時にデザイン界に大きな流れを創りだした、デニッシュモダンの国際進出と認知に大きく貢献していきます。

1962年: 偉大なる女性

躍進を続けたカール・ハンセン&サンの50年代。その終末はホルガー・ハンセンの死によって幕を閉じます。しかし、カール・ハンセン&サンの新しいものを求める精神は、ホルガー・ハンセンの未亡人、エラ・ハンセンによって継承されます。女性が外で仕事を持つことが少なかった当時、エラ・ハンセンは、カール・ハンセン&サンのトップとして、困難な時期を見事に切り抜けます。家庭では、当時まだ十代であった二人の子息、ヨルゲン・ゲアナとクヌッド・エリックを伝統ある親族企業の後継者として育成していきます。

1963年: 新しい椅子

この年恒例のコペンハーゲン家具職人ギルド展で、ハンス J. ウェグナーは成形合板を駆使したCH07シェルチェアを発表。それまでにない新しいウェグナーの表現方法が大きな注目を集めます。モダンデザインの先駆者として知られたデザイナーデュオ、チャールズ&レイ・イームズの影響を受けたシェルチェア。ウェグナーの優れたデザインを追求していく姿勢が存分に反映された野心作と言えます。1990年代に復刻され、高い人気を誇る椅子となっていますが、発表当時は、一般の人々にはこうした斬新なデザインはすぐには受け入れられませんでした。

2002年: 新世代 パート2

エラとホルガー・ハンセンの次男である、クヌッド・エリック・ハンセンが、兄であるヨルゲン・ゲアナ・ハンセンから社の経営を引き継ぎ、CEOに就任します。長年、海運関係の仕事などで世界各地で働いていたクヌッド・エリック・ハンセン。カール・ハンセン&サンを新しい方向に導いていきます。まず、生産施設をオーデンセの郊外に新設し、モダンで規模の大きい工場に生産を移行。ビジネスはよりグローバル化されていきます。さらにクヌッド・エリック・ハンセンのビジョンに従い、コーア・クリント、オーレ・ヴァンシャー、アルネ・ヤコブセン、モーエンス・コッホなど、ハンス J. ウェグナーに並ぶ巨匠デザイナーたちのデザインが商品ラインナップに加わります。カール・ハンセン&サンの名作コレクションの始まりです。

2013年: フラッグシップ・ストア

カール・ハンセン&サンは、最初の直営店であるフラッグシップ・ストアをコペンハーゲンにオープン。海外で大きな話題となっている北欧デザインへの関心を、デンマーク本国に改めて喚起する拠点となります。世界中のコレクターが注目するカール・ハンセン&サンのコレクション。それに応えるために、カール・ハンセン&サンは、ニューヨーク、サンフランシスコ、東京、大阪、ロンドン、ミラノ、ストックホルム、オスロに、ショールームやフラッグシップ・ストアをグローバルに展開、世界各国でその認知度を高めていきます。

2014年: ウェグナー生誕100年 

2014年4月2日はハンス J. ウェグナーの生誕100年。これを祝し、カール・ハンセン&サンは記念モデルを発表しています。まずは1955年にデザインされながら市場に出なかったウェグナーの椅子、CH88をミラノ・サローネ展で発表。さらに国際的な知名度を考慮し、有名デザイナー、ポール・スミスとコラボレーションを実施。ポール・スミスのストライプ張地を施したウェグナー家具を限定版として販売しています。

2014年: 偉大なるウェグナーのイメージ

偉大なる功績を称え、カール・ハンセン&サンでは、ウェグナーの生誕100年を機に自社のロゴを変更。1950年にウェグナー自身がデザインしたこのロゴは、1980年代半ばまでカール・ハンセン&サンのロゴとして使用されていました。このロゴに戻すことで、カール・ハンセン&サンは、社におけるウェグナーの重要性を改めて再確認することとなります。

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Story

Behind an icon The Wishbone Chair

デニッシュモダンの代名詞ともいえるCH24。Yチェアとしてもよく知られています。人々の称賛を受け続ける、優雅に弧を描く、その美しいフォルムは、世界の一流レストランやホテルのみならず個人住宅でも頻繁に愛用されています。

デニッシュモダンの創生と伝統に敬意を表し、カール・ハンセン&サンでは、その創始者といわれるコーア・クリントにスポットを当て、デニッシュモダンの父として受け継がれるクリントのデザイン手法について語ります。

多作で知られる世界的な家具デザイナー、ハンス J. ウェグナー。名作と称される数々の家具を世に送り出してきました。

ハンス J. ウェグナーが、カール・ハンセン&サンの哲学を基盤に、デザインした最初の5つの椅子。65年以上を経た現在もクラフトマンシップを讃える名作として多くの人に愛されています。

デンマークデザイン5年間保証

カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。


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